木炭釜での焼成 有冨祥恵が木炭釜で作品を作った記録です。


焼成の前に


 使用した木炭釜 サイズ直径34x高さ39cm、1100℃で焼成
  


木炭は大・中・小に分けておく。ひと窯、約6キロ使用。


 雨が降ってもいいように屋根を準備。


他の使用した道具 あおぐものや水を張ったバケツ、など。


木炭窯の焼成



@木炭のひだねをつくる。 9:00


A木炭がおきになったところで、窯の底に移す。
  おき(熾)−赤くおこった炭火


Bうちわで風を送りながら、新しく入れた木炭に火を移していく。


C窯の中でおきを増やす間、上で作品を温める。


D窯にたっぷりおきが準備できた。  11:00
 底から5〜7cmの高さまでおきをつくる。
 窯の底は急冷しやすいので、
 作品の大きさと相談してたっぷり必要だ。


E窯詰め  12:00
 新しく入れた木炭に火が移ったところで作品を入れる。


順次、下の木炭がおきになったところで新しい木炭を足していく。
作品の中も外と同じ高さで木炭を入れる。


作品に負荷がかからないよう、配慮しながら次の作品、木炭を入れる。


木炭を足すときは必ず下がおきになってから行う。
全体の温度や空気の流れを見ながら、
バランスよく木炭を置き換えたりする。


2〜3回、大きな木炭を重ねていくと、このような状態になる。


2〜3回、大きな木炭を重ねていくと、このような状態になる。


 窯の口の高さまでおきが届いたら、隙間がないようにする。


G窯のふたをし、焼成完了。  18:00

窯出し


 ふたを取ったところ。木炭はおきになっている。


手で木炭を取り除いていく。
一晩で温度は下がる。


焼きあがった作品。
素焼き程度の温度に上がったようだ。
ひび割れることなく焼きあがった。
手前は銀彩を施したもの。

木炭窯で焼いた作品  2005年3月
「人体の器〜保つためのうつわ〜」
「人体の器〜囲って守るためのうつわ〜」
「人体の器〜優しく守るためのうつわ〜」
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